報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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15 図2-17は幹線系道路が集落を貫通している場合の道路の段階構成の考え方を示している。まず、幹線系道路であっても集落内においては、適正な速度を担保するための道路構造と規制を持つべきである。ここでは、50km/hの最高速度規制がかけられた幹線系道路において集落内に入るところで40km/h程度まで落とすこと、さらに歩行者が多いなど沿道の状況によってはさらに速度を落とすことも考慮すべきことを示している。また、集落の境界域においては最高速度規制の明示を適切に行うことも実効性を担保する上で重要である。このような点を考慮して、市街地以外の地域においても道路の段階構成を整理していくことが求められるといえる。 集落幹線系道路(50km/h)集落を通過する区間については40km/h程度まで十分に速度を落とす。集落内の生活道路については、30km/hまで速度を落とすようにする規制速度の明示を行う歩行者が多いなど沿道状況によっては30km/hまで落とすことも考慮集落幹線系道路(50km/h)集落を通過する区間については40km/h程度まで十分に速度を落とす。集落内の生活道路については、30km/hまで速度を落とすようにする規制速度の明示を行う歩行者が多いなど沿道状況によっては30km/hまで落とすことも考慮 図2-17 幹線系道路が集落を貫通している場合

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