報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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14(5)市街地以外の対応 上記は市街地の状況における対応を示してきた。一方、市街地以外の郊外部、中山間部において、幹線系道路が地区の集落に近接する場合、もしくは集落を通過する場合が想定される。ここではそれらについての考え方を述べておく。 図2-16は集落が幹線系道路に近接している場合の道路の段階構成の考え方である。最高速度規制が60km/hに指定された高速の幹線系道路が生活道路で構成された集落に近接している。ここでは、集落と幹線系道路をつなぐアクセス道路の役割が重要となる。このアクセス道路は、集落に至る前に車両の速度を十分に落とすための工夫が求められる。 集落幹線系道路(60km/h)集落と幹線系道路をつなぐアクセス道路について、十分に速度を落として集落に入れる必要がある 図2-16 集落が幹線系道路に近接している場合

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