報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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163 平成20年10月から連合町会加入の市内184町会、すべての町会に調査依頼をしましたが、当初は回答率があまりよくありませんでした。速度規制に対してはあまり興味がないとまではいいませんが、そういうことよりは町会内にカーブミラーをつけてほしいとか、照明灯をつけてほしいとか、そういった要望が多かったんです。 ただ、戸塚地区の事故をきっかけに、どうしても市内の規制を考えていきたいということで、最終的には7割8割の町会さんから規制があるなしにかかわらず回答を頂いた。 太田:交通安全対策の選択肢に規制もありますよという聞き方をされなかったのは、対象がはっきりしているからですか。交通安全全体については既に聞いてたんでしょうか。 西野:最初から市長の考えで、生活道路をすべて30キロ規制にしたいという大きな考え方がありまして。 太田:それは事前に市長さんがいろいろなところで発言されていて、その確認という感じでしょうか。 西野:そうです。あくまでも交通安全対策の一環として、速度規制のない生活道路の速度規制をという意思があって、そこを軸にして。 岩切:埼玉県のほうでは、これとはまた別に、通学路安全総点検ということで5カ年計画で整備を推進していますので、PTAさんはそちらのほうから要望を出されます。調査して、要望を集めて、それを5カ年で少しずつやっていくという取り組みです。 太田:それはやはり例の事故があって全県的にということですか。それとは別ですか。 岩切:それも一応踏まえています。 河合:関連して、町会さんの位置づけについてお尋ねします。町会に入られている方と入られていない方はどんな割合でしょうか。 森田:60%ぐらいです。 太田:60%ですか。 河合:入会されていると。新しい団地の方や1人で住んでいる方があまり参加されていないんですか。

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