報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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162 私どもがお伺いしたいのは、警察さんとの立場の違いから、市民の皆様との関係をどのような形で築かれて、どのような形でご意見をまとめられたかということです。午前中のお話でも感じたところですが、やはり市民の皆さんをどうやって巻き込んでいくかという点が大事かなと考えています。今、お話しいただいたところ以外で、例えば、こういう点でちょっと難しかったとか、こういう点で市民の皆さんとなかなかうまくいかなかったとか、苦労された点がありましたら、教えていただければと思います。 森田:川口は町会、自治会が盛んな地域です。町会には、いろいろな面で行政的なお願いをしたり、いろいろな形でやっています。今回の面的規制については、先ほどご説明しましたように、回覧板を使いまして、町会加入者に対する供覧という形でやりました。反対は芝地区で1件だけだったと思います。 笹井:町会にご要望した段階で「何かありましたら、お答えください」という内容でお尋ねし、町会長さんからは「意見書はないですよ」ということで全部いただきましたが、その中で1名の方から「規制したときに、取り締まりであったり、そういうことが心配ですよ」と。内容を読みますと、個人的に感じたところですが、警察さんにあまりいい印象を持たれていないようで、警察に対することなども結構書かれていました。警察さんのほうとも一緒に対策、何か問題が持ち上がった場合には十分対応していただけるということで、その後、特にご意見等はいただいていません。 今回、川口で住民に対して取り組みやすかったのは、悪いことではあったんですが、事故があったので、町会さんのほうも真剣に考えていただけて、住民主導でこの規制を考えていきましょうというご意見が出てきたからだと考えています。理解も比較的スムーズだったような気がします。恐らく皆さん、いろいろな意見をお持ちだったと思いますが、そういう意見が出たのが1名だけだったのは、やはり住民のご意向だとか、そういうものが広まった上で事業に取り組んでいることが理由かなと考えています。 やりづらかったところ等についてですが、面的規制や要望路線の規制はやはり地域への影響が随分大きいので、町会で聞いた以外にもいろいろなご意見が出てくるのかなということと進め方、その辺が難しかったように思います。 森田:ちなみに、現場調査は何かやりましたか。 笹井:現地に行きながら、ご意見をいただいたり。 太田:PTAからもかなり熱心に、いろいろな要望がありましたか。町内会を通して要望を聞いたということですが、PTAとの関係はどうでしょか。 西野:あくまでも対町会ということで要望を出していただきました。
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