報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
158/179

154澤登:たまたま、あるいは、初めて通りかかった運転者でも、入った瞬間にここは何か違うと一目で分かる工夫が必要だと思います。今回この案を見ると、かなりそういった印象を持っていただけるのではないかと思っていますが。 山崎:これは川口市全体の速度規制図です。 太田:豊田市と比べて、かなりしっかりしていますね。豊田市はバラバラなんです。市街地は大体全部やっていますね。 都市によって状況が違いますね。埼玉県の中でも川口の市街地には30キロ規制、40キロ規制が既に入っているんですね。さらに規制を入れたほうがいい地区は、もう少し歴史的な地区でしょうか。 井沢:川口は鋳物産業が盛んだった関係でしょうか、沿道に工場があって、トラックの出入りがあったので、道路が広いんでしょう。ほかのところは狭いんですが、川口は本当に広いんです。ましてや駅前でありながら準工業地域ですから。普通は商店街や住居地域だと思いますが。 太田:もともと耕地整備されてつくられたんですね。 井沢:そう思います。非常に広くて、碁盤の目のようになっています。 太田:既に規制が相当かかっているので、新たな規制もプラスアルファでいけるという形ですね。今、規制が抜けている区域を選んだと。状況がよく分かりました。大変参考になります。 澤登:川口も鳩ヶ谷市との合併がほぼ具体化してきていて、10月11日を目途として進められています。そうしますと、かなり。 太田:面的につながりますね。 澤登:そうしますと、道路整備もかなりこれからまた違う局面を迎えます。より整合もとりやすくなります。 太田:鳩ヶ谷は昔、鉄道がなかったら、ものすごく事故が多かったという印象があります。 澤登:今は埼玉高速鉄道(SR)が走って南北線につながっています。川口署管内は駅が多い状況になっています。

元のページ  ../index.html#158

このブックを見る