報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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151 太田:コミュニティゾーンの、何かありましたね。 山崎:標識をつけることがあったんです。10年ぐらいたっていますが。ただ、何の標識だろう?ということで地域の人は分からないんです。 太田:住民の一般的な理解をとにかく啓発しておいて、ここから始まっていますよと。 山崎:スクールゾーンぐらいです。 太田:今回の路線の見直しの関係で、スクールゾーンを修正するようなことも出てきましたか。スクールゾーンのところは既にあるので、それ以外のところでといった感じでしょうか。 井沢:そうですね。ましてや区域エリアについては、既にそれをひっくるめてですから。単路的なのも比較的スクールゾーンに該当しないですね。スクールゾーンに該当するところは既に速度規制がかかっていますから。 路線的な単路的なものというと、区域は虫食い状態です。以前は狭かったけれども、総合整備されて広くなったところとか、スクールゾーンでなかったところ、民家もなかったところに民家ができて、この延長でやってくれとか、そういう要望的なものですから。路線的なもの、単路的にやるところは分散しています。 三村:今回30キロ規制をゾーンでされるとき、周辺道路の規制を変更したりしなければいけないような事例はありましたか。 井沢:1カ所だけありました。 太田:そういうのがあるんですか。 井沢:西川口は基本30キロですが、芝区域の中は都市計画道路については40キロで、要望は歩道のついた都市計画道路ですから、それを30キロに落とすわけです。その代わり、うちのほうでは車道を狭くするということで、外側線を引いて、自転車専用通行帯をつくったんです。で、センターラインを消せればいいんですが、消せなかったという話です。区域内についてはそれです。 区域外の路線で単路的には、要望は川口市内のわずか40メートルか30メートルですが、その延長先がずっとつながっていますから、蕨市内までやったほうがいいと。

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