報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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148思っています。地元の交通課長としましては、早くやってもらいたいという気持ちでいっぱいです。 三村:対策を進めるにあたって、策定計画もしくは策定委員会のようなものをおつくりなられたか、それとも、県警さん主導でやられていたのか、教えていただきたいと思いますが。 山崎:6番目のPDCAサイクルのことですね。今、担当の井沢からご説明したように、プラン的なものを立てて実行して、チェックして、改善していくという形になりますが、はっきり言って、マニュアル等ができていれば今後、進みやすいんですが、模索中なので、質問に回答するのは苦しかったんです。 今は、ここで特別班が2年かけてやってきたことのマニュアル的なものを作成しようと思っているところです。その上で、今後どういう形のプランを立てていくのか、実行方法はどうするか、検討していきたいと考えています。これから警察庁やゾーンの委員会等の結論を待ちながら、そういうプランをつくって、実行して。チェックはやはり各都道府県警の個別対策状況にもよりますし。 改善方策については今、井沢から説明したとおり、都市総合でもやってきたように、1カ月、3カ月、半年、最近は10年後見直しという都市総合もありますので、そういう形でやっていきたいと考えています。ただ、まだそこまで確定したものはできていません。 太田:川口市は市民の要望から始まっているから動きやすいんですが、そうでないところで始める場合、外の専門家といいますか、分野の違う方も含めて、そういう委員会をつくる必要性があるのか、あまり効果がないのか、感触はいかがですか。 山崎:大いに感触があって、今日、埼玉県道路環境課の田中主幹もいらっしゃっていますが、埼玉県に道路環境推進の委員会があるんです。 太田:学識経験者や専門家が入ってやられているような。 山崎:アドバイザー会議を持っています。そこに今回、市さんと一緒に新聞広報を通して他の市町村にも波及させようと。ただ、我々と川口市さんと川口警察が一生懸命やっても、それを波及させていくのは県サイドの委員会になります。あそこはアドバイザーとして埼玉大学の久保田先生が入っていますよね。 太田:景観のことをやっていませんでしたか。それは聞いたような気がして。 山崎:それに乗せていこうかなと思っています。

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