報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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141ですか。一部は実際の施工を始めているんでしょうか。 井沢:先週入札がありまして、区域規制については業者が決まったところで、まだ着手はしていません。 太田:着手は年度内と。年度内にすぐにできてしまうということですか。 井沢:年度内に実施ということです。 太田:分かりました。 先ほど資料を引き継ぐということをおっしゃっていましたが、もともと県が特別な対策班をつくり、要望する市のほうへ派遣して、3人の方が警察署の中で行動されたという理解でよろしいでしょうか。ということは、ほかの都市へはどんなふうに。これはもう少し様子を見てからかもしれませんが。警察署、それぞれの管内と県との、県警との関係について説明していただけますか。これはこちらで用意した質問項目に入っていましたか。 三村:はい。 太田:入っているようです。私としては、その辺でほかのところでうまくいくのかなと気になりましたので、連携の仕方についてぜひお願いしたいと思います。 そういうことも含めて幾つか質問してありますので、三村さん、主要な内容をお伺いしてください。 井沢:今の質問で、どこに行くかという選定についてです。私たちはこれまで浦和東、浦和西、上尾でやってきましたが、いずれも私たちのほうで町丁字別の事故の発生状況を見て、例えば浦和東の場合ですと大門だとか、集中している地区をピックアップし、対策をとらなければならないということで、署と調整して入るところを決めていました。本来は署から要望があって初めて動くんですが、そこまではなかなかできませんので、私たちがデータで的を絞って、署のほうで対応できるかどうか、対応できるのであれば、ということで。道路管理者側的には都市総合交通規制と違って予算も何もないわけですので、とにかく対策をとらなければならないということで署と調整して入るところを決め、その後、市のほうに、こういう訳で対策をとりますよとアプローチをするというやり方です。これまでの3署はいずれもそのような流れでした。 ただ、今回の川口署はそういうことではなくて、要望があってということで始まっています。世間の関心も高く、早急に対応しなければいけないということで、上尾が終わった段階で、半年遅れでこちらに来たわけです。

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