報告書 車両挙動および運転者意識分析に基づく公用車の安全走行に関する研究〜ごみ収集車に着目して〜
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30補注 *1 例えば、平成21年度の交通安全白書では、道路交通の安全について「少子高齢化等の社会情勢の変化に対応し,子どもを事故から守り,高齢者が安全にかつ安心して外出できる交通社会の形成を図る観点から,通学路,生活道路,市街地の幹線道路等において歩道を一層積極的に整備するなど,安全・安心な歩行空間が確保された人優先の道路交通環境整備の強化を図っていくものとする」としている。 *2 主に可燃ごみの収集である。豊田市では、可燃ごみは週2回収集されており、月・木曜日、もしくは火・金曜日のパターンしかない。なお、水曜日は資源ごみ(週1回、一部地域のみ)、金属ごみ(週1回)、埋めるごみ(週1回)の回収日である。 *3映像という抽象的なデータを定量化するにあたっては、個人による判定誤差の影響が少なくないと判断し、データベース構築者を1名に限定して行った。 *4 データ収集期間中の各曜日の日数は以下のとおり。月曜日:28日間、火曜日:27日間、木曜日:28日間、金曜日:28日間 *5 ある個人のある特定の意見に対する態度は、一つの態度尺度上で基準正規分布をする確率変数であると仮定する。この態度尺度上にはa,b,c,dという4個の区分点があり(5段階評価の場合)態度を表す確率変数xがa以下の値をとったときは「重要でない」という反応が生じ、aとbの間の値をとったときは「あまり重要でない」という反応が生じ、……、d以上の値をとったときは「極めて重要である」という反応が生じると仮定する。このとき、それぞれの区間(a~d)における平均値を、各段階の反応に対応する尺度値(反応の得点)として定める。このように算出された尺度値をシグマ値とし、本分析で使用している。

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