報告書 車両挙動および運転者意識分析に基づく公用車の安全走行に関する研究〜ごみ収集車に着目して〜
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25表4-10 因子負荷量(車両に対する意識) 変 数 因子1 因子2 因子3 因子4 因子5 運転しやすい 0.56340.16280.42410.4574 0.6087 役立つ 0.22430.20950.08610.2020 0.6082 美しい 0.50830.45360.39660.7520 0.5152 頑丈である 0.35240.25650.61160.0661 0.1442 速度が速い 0.71880.39270.52670.4077 0.0930 安全である 0.83640.36980.13200.3608 0.2772 ごみが多く積める 0.2330-0.18230.85500.1301 0.0746 安心感がある 0.75900.62580.50630.3561 0.1661 広々としている 0.59450.19900.55530.5251 0.3237 新しい 0.15580.2699-0.05050.6568 0.0946 清潔である 0.31390.88670.26350.5673 0.1220 派手である 0.38870.44800.35950.3205 -0.2816 大きい 0.5781-0.13110.5113-0.0119 0.3039 静かである 0.29230.6139-0.01270.2097 0.1665 環境によい 0.05300.6364-0.42310.1531 -0.0123 固有値 5.022.581.431.14 1.01 寄与率(%) 33.4717.189.507.57 6.76 ※網掛けは因子負荷量が0.6以上もしくは-0.6以下の変数 (7)安全運転 安全運転の状況について、本調査で把握した「ヒヤリハット体験」、「交通違反経験」それぞれの調査項目について、構造モデルをより明快に解釈できるようデータ構築を行う。「ヒヤリハット体験」については、観測変数の値を集約させるために主成分分析を行う。なお、(4)同様、回答のカテゴリー間の距離について適切に表現するため、シグマ値法*5を用いて、順序尺度を間隔尺度に換算した値を用いる。「交通違反経験」については、経験の有無によってダミー変数を与えることとした。 以下では、「ヒヤリハット体験」における主成分分析の結果について述べる。 表4-11にヒヤリハット体験の主成分分析の結果得られた主成分負荷量を示す。固有値が1以上となったのは、第1主成分、第2主成分であり、累積寄与率は第2主成分までで72.27%である。第1主成分は殆どの変数で主成分負荷量の正の値が大きく、ヒヤリハット体験全体の多さを集約している。第2主成分は「人や自転車がとびだしてきて事故になりそうになったこと」、「前の車が急ブレーキをかけて事故になりそうになったこと」の主成分負荷量の正の値が大きく、「バックをしていて事故になりそうになったこと」、「すれ違いの時に対向車と接触しそうになったこと」の主成分負荷量の負の値が大きいなど、特定のヒヤリハット体験の多さを集約している。この第2主成分の傾向は第3、第4主成分でも同様である。この第1~4主成分によってヒヤリハット体験の実態を凡そ説明することができると考える。
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