報告書 車両挙動および運転者意識分析に基づく公用車の安全走行に関する研究〜ごみ収集車に着目して〜
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23あり、この第1、第2主成分によって幹線道路の意識を凡そ説明することができると考える。 表4-7 主成分負荷量(生活道路に対する意識) 変 数 主成分1 主成分2 走行しづらい 0.820.19 走行していて危険である 0.810.27 走行していて不安である 0.690.56 人通りが少ない -0.560.78 車の通行量が少ない -0.500.80 走行していて不快である 0.530.12 固有値 2.661.68 寄与率(%) 44.2827.97 表4-8 主成分負荷量(幹線道路に対する意識) 変 数 主成分1 主成分2 走行しづらい 0.92-0.04 走行していて危険である 0.90-0.23 走行していて不安である 0.87-0.20 人通りが少ない 0.330.64 車の通行量が少ない 0.050.84 走行していて不快である 0.790.21 固有値 3.151.26 寄与率(%) 52.5821.04 3)労働環境に対する意識 表4-9に幹線道路に対する意識の主成分分析の結果得られた主成分負荷量を示す。固有値が1以上となったのは、第1主成分、第2主成分であり、累積寄与率は第2主成分までで68.49%である。第1主成分は「楽しくない」、「しんどい」、「ストレスが多い」、「危険である」、「労働時間が長い」といった変数で主成分負荷量の正の値が大きく、労働環境に対するほとんどの意識面を集約している。第2主成分は「残業したくない」の主成分負荷量の正の値が大きく、残業に対する意識を集約している。この第1、第2主成分によって幹線道路の意識を凡そ説明することができると考える。

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