報告書 車両挙動および運転者意識分析に基づく公用車の安全走行に関する研究〜ごみ収集車に着目して〜
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17‐2‐1.5‐1‐0.500.511.52目的がなくとも、運転すること自体が楽しい車の運転で多少人に迷惑をかけるのはお互いさまだ車は、単なる移動の手段にすぎない事故をおこすのは運が悪いからだ運転は自分の生きがいの一つである運転に危険はつきものである他の車に追い越されるのは、気分のいいものではない運転中は歩行者や自転車を邪魔に思うほかの車に並ばれると先に出たくなる前の車がもたもたしていると、腹がたつ違反をすることと事故の発生には、あまり関係はないどんな運転者でも、事故になりかけてヒヤリとすることがよくあるものだ10km/h程度のスピードオーバーであれば危険はない自分の車(n=38)ごみ収集車(n=39)図4-11 運転時の考え方 9)ヒヤリハットの経験 図4-12はヒヤリハットの過去1年間の経験数について、自分の車運転時、ごみ収集車運転時別に聞いたものである。ここでは、ヒヤリハットの回数について、「経験がない(0点)」「1回位経験がある(1点)」「2~3回位経験がある(2点)」「4回以上経験がある(3点)」とそれぞれ点数化をしている。自分の車、ごみ収集車運転時双方で、すれ違い時の接触、バック時、人や自転車の飛び出しのヒヤリハットが多い。また、全般的に自分の車を運転している際のヒヤリハットが多く、交差点での出合頭、前方車両との接近、追い越し時、車線変更時、左折時、スリップなどでその傾向が強いことがわかる。 00.10.20.30.40.50.60.70.80.9横断中の歩行者に接触しそうになったこと追越や追い抜き中に対向車と事故になりそうになったことカーブなどで対向車線にはみ出して衝突しそうになったこと走っている前の車に接近しすぎて追突しそうになったこと信号待ちや駐車中の車に追突しそうになったこと交差点で出合頭に車や自転車と接触しそうになったこと追越や追抜時に追い越す車に接触しそうになったこと車線変更の時に他の車と接触しそうになったことすれ違いの時に対向車と接触しそうになったこと左折の時に他の車や歩行者と事故になりそうになったこと右折の時に他の車や歩行者と事故になりそうになったことバックをしていて事故になりそうになったこと車がスリップして事故になりそうになったこと人や自転車がとびだしてきて事故になりそうになったこと前の車が急ブレーキをかけて事故になりそうになったこと自分の車(n=39)ごみ収集車(n=38)図4-12 ヒヤリハットの経験 10)調査結果のまとめ 上記のようにごみ収集車の運転実態、意識について整理した結果、おおよそ分析に必要なデータを取得することができたといえる。ただし、当初想定した意識構造モデルから想定すると、「運転者の性格」における個人属性の影響については、被験者間で大きな差がみられなかったことから、その影響が小さ
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