報告書　車両挙動および運転者意識分析に基づく公用車の安全走行に関する研究〜ごみ収集車に着目して〜

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11（２）調査概要 図4-1に示すモデルを検証するため、表4-1のような調査を実施した。調査は平成23年2月9日（水）に実施した。対象者は豊田市環境部清掃業務課の職員の方である。調査票は、調査当日に実施された交通安全研修時に配布した。 対象は豊田市環境部清掃業務課のごみ回収業務担当職員のうち、家庭系ごみを回収し、かつ乗車する車両が特定している96名である。なお、豊田市では2名体制で家庭系ごみの回収を行っているが、本研究では特にごみ収集車の運転者に着眼しているため、以下では特に運転者の視点に着目した分析結果を述べていく。 表4-1 調査概要 調査日：平成23年2月9日（水） 調査対象：豊田市環境部清掃業務課のごみ回収業務担当職員（家庭系ごみ担当） 96名 調査方法：交通安全研修時に配布、後日回収（有効回答数：64名（67％）、うち運転者の回答者39名） 調査項目： 運転者の性格：個人属性、運転に対する意識（ごみ収集車・自分の車別） 走行時の環境に対する意識：ごみの量が多いときの意識、生活道路・幹線道路に対する意識、労働環境に対する意識 車両に対する意識：ごみ収集車に対するイメージ 安全運転：ヒヤリハット体験、交通違反経験（ごみ収集車・自分の車別） 安全運転の評価：運転者自らの運転技術評価、同乗者の運転技術評価 その他：走行距離（ごみ収集車・自分の車別）、曜日別のごみ収集の量など （３）調査の結果 １）個人属性 回答頂いた被験者（運転者）はすべて男性である。また年齢は40～60歳代であった。運転免許の取得年数についても、すべて7年以上経過していた。 図4-1は車両の運転頻度を示している。自分の車は週に5日以上運転している回答者が80％程度、ごみ収集車は週に5日以上と、週に3～4日で95％程度を占めている。 0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%自分の車(n=39)ごみ収集車(n=39)週に5日以上週に3～4日週に1～2日月に3～4日月に1～2日ほとんど運転しない、もしくは運転しない 図4-1 運転頻度