報告書 行動実態データに基づく障がい者のアクセシビリティ向上方策に関する研究
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4 2)ニーズと外出状況の実態について アンケート調査は、以下に示すような方法で、配布回収を行った。 調査票の配布・回収方法 調査票の配布と回収は、基本的には郵送配布・郵送回収とする。また、コンピュータでも回答できるよう、電子ファイルでの回答フォームを作成した。希望者に回答フォームを電子メールで送付し、電子メールで回収した。 アンケート配布・回収の概要 表2-3 アンケート調査の概要 項目 内容 調査対象 豊田市の障がい者約16千人のうち一部(身体障がい者:等級1~3級、知的障がい者:全て、精神障がい者:等級1~2級)の約11千人から抽出した2,511人 抽出率24% 抽出方法 豊田市の地区区分(12地区)と障がい種別(7種)で分類したカテゴリー毎にランダムに抽出。ただし、対象者数の少ないカテゴリーにおいて、配布数が20を下回る場合は、上限配布数を20として配布数を増やすよう調整した。 調査時期 平成21年3月 調査方法 郵送配布・郵送回収(一部電子ファイル) 配布数 2,511 回収状況 有効回答数1,301(有効回答率52%) ア.通勤通学の外出の有無 全体では、47%の人が通勤・通学目的で外出している。障がい種別によって外出状況は差があり、聴覚障がいの人は78%が外出しているものの、下肢不自由の人は15%しか外出していない。実際に就労や就学をする必要がない人が一定程度含まれており、全体でみると半数近くの人が通勤通学目的での外出を行っていない状況であることがわかる。

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