報告書 行動実態データに基づく障がい者のアクセシビリティ向上方策に関する研究
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33 エ.福祉施設への訪問目的の交通手段と頻度 福祉施設への訪問では、送迎バスの利用者が他の目的の場合よりも多い。回数も、77%が週複数回以上である。自分で運転する場合は、82%が週1回以下であり、福祉施設への訪問者の特性が移動手段や方法に現れていることが伺える。 福祉施設への訪問者は、若年の知的・精神疾患の方が多く、運転免許を保有していない人が多い。このことが、手段の状況に現れていると考えられる。 実態として、送迎バスの利用者が多いことからも、そうした対象者に対しては、自分だけで移動することが困難であることも、決まったところに到着し、サポートの受けやすい移動手段の提供が必要である。 図3-28 福祉施設訪問目的の交通手段と頻度

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