報告書 行動実態データに基づく障がい者のアクセシビリティ向上方策に関する研究
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22 4)外出時の介助の必要性と移動距離の関係 外出時に、介助が必要な場合に、介助者をともなって、長距離を移動することは、当事者、介助者ともに負荷が高くなると考えられる。こうした点について検証する。 ア.通勤通学目的での移動距離と介助の必要性 中山間地で介助が必要ない人の移動距離が長い。中山間地に居住する場合は、介助が不要であれば、長い距離の移動を伴って、通勤や通学を行っていることがわかる。一方で介助が必要になると、移動距離が短くなる。 ‐1012301000020000300004000050000外出時の介助等の必要性0.不明1.必要2.不要都心部郊外部中山間地(m) 図3-13 通勤・通学目的での移動距離(m)と介助の必要性 表3-5 通勤通学時の介助の必要性と平均距離(m) 外出時の介助等の必要性通勤・通学の平均(m)都心部必要(19)5,546不要(41)7,095郊外部必要(70)7,570不要(79)7,978中山間地必要(16)11,391不要(13)20,137

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