報告書 行動実態データに基づく障がい者のアクセシビリティ向上方策に関する研究
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9 エ.福祉施設の訪問目的での今後の外出希望と外出の有無 全体でみると外出ありの人で「今のままでよい」と回答する人の割合が79%と高くなっている。外出なしの人では、「わからない」とする人が34%で他の目的と比べ、最も高くなっている。また外出なしの人では、今のままでよい32%、外出する必要がない30%とそれぞれ3割程度であるのに対して、今より増やしたいとする人は4%と少なかった。外出ありの人は12%が今より増やしたいとしている。 今より増やしたい今のままでよい外出する必要がないわからない視覚外出あり(11)9%82%0%9%外出なし(28)4%29%43%25%聴覚外出あり(12)17%75%0%8%外出なし(27)7%48%11%33%音声外出あり(2)0%100%0%0%外出なし(5)20%0%20%60%上肢外出あり(2)0%100%0%0%外出なし(11)0%27%45%27%下肢外出あり(19)16%79%0%5%外出なし(15)0%27%40%33%体幹外出あり(7)0%100%0%0%外出なし(10)0%20%20%60%内部外出あり(24)13%79%4%4%外出なし(91)0%42%36%22%知的外出あり(26)8%81%4%8%外出なし(52)8%19%17%56%精神外出あり(14)21%64%7%7%外出なし(34)12%26%32%29%合計外出あり(117)12%79%3%6%外出なし(273)4%32%30%34% 図2-9福祉施設の訪問での今後の外出希望** オ.まとめ 外出希望と外出実態の関係を「今後外出を増やしたいか」を視点に見た。これは、外出希望と外出の実態とのギャップを明らかにしていくことを目的に行ったものである。 「今より増やしたい」という回答が多いのは、買い物目的での外出であった。 最低限必要な保証されるべき移動として、「通院」という目的があげられるが、これについてみると、「今のままでよい」とする回答が外出あり、なしともにどの目的よりも高かった。これは、ある程度、外出が実現しており、ギャップが少ないものとして考えられる。
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