報告書 交通イノベーション・産業イノベーションの実現化に向けての基礎調査
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第Ⅰ編 はじめに 21-2 研究の目的 本研究は、平成21年度に開始した研究であり、本年度で2ヵ年目となる。平成21年度の研究では、主にこれまでの動向の整理や既往研究等を基にした検討を中心に行った。 本年度の研究では、昨年度に実施した研究の成果5)6)を踏まえ、PMVの社会への導入に向けて、①PMVの市民への周知を通じた、②PMVに対する市民意識(受容性)の把握、および、③PMVの導入事例調査、を行う。それらの結果を踏まえ、④PMV導入に向けた法制度・インフラのあり方の提案を行うことを目的とする。 補足 本研究で対象とするパーソナルモビリティ 「パーソナルモビリティ(PMV)」という言葉は、使用する場面等により想起される乗り物が異なる場合がある。本研究で対象とするPMVは、昨年度と同様、一人乗りの乗り物にのうち、「搭乗型」(さらに、座乗型と立ち乗り型に分類される)と呼ばれる型のもので、かつ、現行法制度では公道利用が不可能なものとする。 その具体的な例を下表に挙げる。 表Ⅰ-1-1 本研究で対象とするパーソナルモビリティの例 セグウェイPT (セグウェイジャパン) ウィングレット (トヨタ) U3-X (ホンダ) i-Real (トヨタ)
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