報告書 交通イノベーション・産業イノベーションの実現化に向けての基礎調査
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第Ⅲ編 パーソナルモビリティに対する市民の意識に関する調査 第2章 基礎集計結果-見学者編 30 2-5.まとめ 19.見学者に対するアンケート調査の集計結果を次にまとめる。 【見学者の個人属性】 ・ 見学者の男女比は男性が6割とやや多い。年齢構成は30・40歳代で約5割を占める。職業構成は会社員(約4割)を中心として仕事をしている人が大半(なお、主婦も約2割)、住まいは豊田市内が約7割となっている。 【見学内容】 ・ 会場の展示物の見学内容はパーソナルモビリティそのものを見学した割合が約9割で最も多く、ついでデモンストレーションが約8割、説明パネルが約6割であり、紹介動画が最も少なく約4割である。 【認知度】 ・ 電動アシスト自転車、シニアカー、電動車いす、電動スクーター/電動バイクについては、認知度が比較的高く、使ったことがある・使ったことはないが知っているを回答した割合は、約8割以上である。 ・ 一方、セグウェイ、i-REAL、Winglet、ミニカーについては、認知度が比較的低く、使ったことがある・使ったことはないが知っているを回答した割合は7割前後である。 ・ PMV等を使ったことがない方々が、機会があればPMV等に試乗したいと思う割合は、i-REAL(約9割)、Winglet(約8割)、セグウェイ(約8割)、電動アシスト自転車(約7割)の順であり、認知度が比較的低かった種類のPMVに対して試乗を希望する割合が高い。 【運転できそうか】 ・ 立ち乗り型(例えばWinglet)については、約47%の方が、座乗型(例えばi-REAL)については約53%の方が、問題なく運転できそうと回答している。 【歩行者の立場でどう感じたか】 ・ 立ち乗り型、座乗型ともに、まちなかや建物内での便利感について高い評価(最高点+2から最低点-2までの1点刻み5段階評価で、+0.7~+1点の評価)になっている。一方、まちなかでの安全性については、低い評価(同-0.5~0.0点の評価)となっている。 【印象】 ・ 「役に立つ」「実用的だ」「使える」などや、「楽しい」「好き」「良い」など、表現を変えて同様のことを聞いた質問に対しては、立ち乗り型、座乗型ともに、「欲しい」を除いて全般的に高い評価(最高点+2から最低点-2までの1点刻み5段階評価で、+1~+2点の評価)となっている。 【利用する場合の仕組み】 ・ 「購入による個人所有」「リース契約による専属的利用」「従来のレンタカーと同じシステム」「共同利用システム」などの回答が2割前後で同程度の割合となっており、特定の傾向は見られない。 【希望する利用場面】 ・ 希望する利用場面について、「立ち乗り型を利用したい」「座乗型を利用したい」「両方とも利用したい」「どちらも利用したくない」の割合を見ると、立ち乗り型の利用場面については、「建物内の移動」「中心市街地内での短距離移動」「観光地での周遊」という回答の割合(それぞれ約5割)が最も高く、次いで、「公共交通で出かけた先の駅・バス停から目的地までの移動手段」(約4割)が高

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