報告書 交通イノベーション・産業イノベーションの実現化に向けての基礎調査
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第Ⅳ編 パーソナルモビリティの先進的な活用事例に関する調査 129表Ⅳ-4-2 中部国際空港セントレア調査結果(その1) 分 類 質 問 回 答 パーソナルモビリティ活用に至った経緯、これまでの活用状況、今後の展望 経緯 セグウェイ:2008年10月からスカイデッキの巡回警備でセグウェイ(2台)を使用。(セグウェイ社からの売込みを受けたわけではなく、当社の発案で導入を決定した。) i-REAL:TMCの実証実験として、スカイデッキの巡回警備と出発ロビーでi-REAL(2台)を使用。2009年6月~2010年6月の1年間 活用状況 スカイデッキの巡回警備員2名がセグウェイを使用し業務に当たっている。 活用期間:2008年10月以降(2009年6月~2010年6月はi-REALを使用) 車両種類:セグウェイi2警備向けパッケージ 2台 使用時間帯:日中時間(9:00~充電がなくなるまで(冬場でおよそ17時。夏場は長くなる。)) 走行経路:デッキを乱線巡回。2台のセグウェイでデッキのおよそ半分ずつのエリアを分担 今後の展望 現在までトラブル等は発生しておらず、今後もセグウェイを用いた警備を継続予定 ガイドツアーは現在実施しておらず、現時点では今後再開する予定もない。(JTBが催行、参加者からは好評を得たとのこと) パーソナルモビリティ活用に当たっての空港設備上の配慮事項等 保管、待機、充電 セグウェイ:本館1階の防災センター(保管、待機、充電)、充電は1日一回。保管場所へは手押しの状態で移動。フロア間は関係者用EVを使用して移動。 i-REAL:PTB4階イベントプラザ大型ビジョン下スペースでバッテリの交換を実施。夜間はPTB2階の居室にて保管。 メンテナンス セグウェイ:タイヤやバッテリの交換が必要 i-REAL:TMCによる 必要となった設備投資 セグウェイ:特に無し(既存施設で対応可能) i-REAL:TMCによる 空港管理者としての配慮事項 セグウェイ:最高速度は20km/h、混雑状況により使用者が個別に走行速度を判断。盆踊りなどのイベント時や混雑が激しい場合は、徒歩巡回に切り替える 強風時(風速7m/s以上)になると使用を中止。風が強いと前傾姿勢が取りにくく、運転が困難となる。 雨天時は使用を中止。路面が濡れるとグリップ力が低下するため。 無線は停止して(搭乗したまま)使用、案内誘導は搭乗したまま実施。(なお、ハウステンボスやイオンでも同様の運用とのこと)
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