報告書 交通イノベーション・産業イノベーションの実現化に向けての基礎調査
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第Ⅲ編 パーソナルモビリティに対する市民の意識に関する調査 第5章 見学者アンケート結果を用いたPMVの評価への影響要因分析 94態度とは、意識と表現しても差し支えないと考えられることから、以降では意識と表現する。 5-3 分析の考え方 本研究における市民のPMVに対する評価の把握方法について説明する。PMVに対する評価を把握するための質問項目として、自動車の衝突回避システム等のITSサービスの受容性評価事例12)の調査項目を参考にして設定した。調査項目は9種類存在するが、類似の意味を持つ調査項目を複数設定している。 質問項目対する評価は、5段階尺度を用いて数値化して測定している。似たような調査項目に対して単調な回答欄が連続することから、漫然と回答される恐れが考えられる。これを避けるため、いくつかの調査項目は良い評価と悪い評価を反転させた状態としている。質問項目と5段階評価のイメージを表Ⅲ-5-1に示す。 この質問から得られた各項目の点数に対し、主成分分析を行うことで評価結果の絞り込みを行い、その結果得られた主成分得点をPMVに対する評価値と考える。 表Ⅲ-5-1 PMVに対する評価に関する質問項目のイメージ 1) 役に立つ +2 +1 0 -1 -2役にたたない2) 楽しい +2 +1 0 -1 -2楽しくない3) 悪い -2 -1 0 +1 +2良い 4) 好き +2 +1 0 -1 -2嫌い 5) 実用的だ +2 +1 0 -1 -2実用的でない6) 好ましくない-2 -1 0 +1 +2好ましい 7) 使える +2 +1 0 -1 -2使えない 8) 欲しくない-2 -1 0 +1 +2欲しい 9) 便利 +2 +1 0 -1 -2不便

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