報告書 サービス享受度からみた住民の地域公共交通の評価構造に関する研究~個人の背景との比較を通じて~
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18補注 (1)豊田市では市が運行主体となる基幹バス(おいでんバス)以外に名鉄バスおよび豊栄交通が運行する路線バスがあり、これらの一部も基幹バスと位置づけている。 (2)豊田市の第4回PT調査によれば、許容限界時間(概ね95パーセンタイル値を超える5分単位の時間)が鉄道 駅でおよそ20分、バス停でおよそ15分程度であるという。ここで比較的移動速度の遅い高齢者での移動速度(徒歩は分速50m、自転車は分速100m)と、直線距離で表現するための補正(実際の移動距離の7割を想定)を考慮し算出している。 (3)本研究で使用している市民意識調査では回答者の居住地を聞いているが、その最小単位が市内を26の地区で分割した中学校区となっている。よって本来であれば個人単位で近接する停留所からのものを算出することが望ましいものの、データの制約上ここでは26の中学校区の代表地点との所要時間を算出している。 (4)地区代表停留所を抽出するにあたって、人口重心地点の近くにバス停と鉄道駅の両方があった場合には、自動車利用時との所要時間差が小さくなる交通手段の停留所(今回はすべて鉄道駅)を採用している。

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