報告書 サービス享受度からみた住民の地域公共交通の評価構造に関する研究~個人の背景との比較を通じて~
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135.公共交通の評価構造モデル (1)評価構造モデルの考え方 以上のように、住民の公共交通への評価と「個人の背景」および「サービス享受度」の関係性についてそれぞれの視点から定量的に明らかにした。一方で、これらの評価はいずれか一方の影響だけでなく、双方の影響を受けて判断を下していることが想定される。これを踏まえた本研究における公共交通の評価構造モデルの仮説を図8に示す。公共交通の満足度は個人の背景と公共交通のサービス享受度によって規定されるとする。また、図4に示されるように類似する他の社会基盤整備の満足度との対比を踏まえた評価もなされると仮定した。さらに公共交通およびそれ以外の社会基盤の期待度はその値の大きさが満足度に影響を与えると仮定した。以上のような意識構造について共分散構造分析による解析を試みる。表4には本モデルで用いる指標を示す。 公共交通の満足度公共交通以外の社会基盤の満足度公共交通のサービス享受度個人の背景公共交通の期待度公共交通以外の社会基盤への期待度潜在変数観測変数 図8 公共交通の評価構造モデル(仮説)
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