まちと交通 2023年8月 84号
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割と“みんなでつくる交通安全(三位一体)”への取り組み」というテーマで、お話をいただきました。 また、研究員の研究成果発表は、交通の安全・安心や暮らしを支える交通の話題でしたが、研究所の活動内容をより深く理解いただけたようです。 研究員の各発表の後、コメンテーターの方々から様々なご意見をいただき、この場をお借りしてお礼を申し上げます。企画管理部 下垣 竜太特別講演「トヨタ・モビリティ基金の役割と“みんなでつくる交通安全概要報告「研究所活動概要」報告①「コロナ禍影響調査から見えてきた市民生活と市民活動〜報告②「歩車分離信号の効果に関する研究」報告③「高齢ドライバーの運転モニタリングデータを用いた運転評演  題(三位一体)”への取り組み」「市民活動」の次のステージ〜」価の試み」八木 健一(トヨタ・モビリティ基金プログラム・ディレクター)安藤 良輔(豊田都市交通研究所研究部部長)発   表:三村 泰広(豊田都市交通研究所主幹研究員)コメンテーター:板谷 和也(流通経済大学教授)発   表:穆 蕊(豊田都市交通研究所主任研究員)コメンテーター:森川 高行(名古屋大学大学院教授)発   表:山岸未沙子(豊田都市交通研究所主席研究員)コメンテーター:山岡 俊一(豊田工業高等専門学校教授)講演者/発表者(敬称略)2022年度 受託研究業務一覧分 野暮らしを支える交通1. 豊田市地域公共交通計画に基づく2. 交通需要マネジメント関連施策業3. 上郷地域バスの通行評価に関する交通の安全・安心4. 豊田市交通事故データ調査委託5. とよたの交通事故作成委託6. 豊田市における信号サイクル長最7. 高齢者安全運転診断プロジェクト8. ヒヤリハット体験WEB調査システ9. ヒヤリハット体験WEB調査システ10. 名古屋市 通学路の安全対策検討に写真/激走するラリーカー 明治30年に開通した現在では珍しい石巻造の「伊世賀美隧道」を激走するラリーカー。隧道は平成12年に国の登録有形文化財に指定され、豊田市道となっている。2022.11.11撮影受託研究・業務生活交通支援事業調査業務委託務委託業務委託適化の実証に向けた取り組み支援(第2期)支援業務ム検討プロジェクトPhase4ム検討プロジェクトPhase5資するシステム開発に向けた検討写真1/会場風景写真1/会場風景●発行/(公財)豊田都市交通研究所 ●発行人/専務理事 福井 隆昭●発行年月日/2023年8月15日 ●編集/下垣 竜太●お問合せ/〒471-0024 愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F TEL.0565-31-8551 FAX.0565-31-9888 URL https://www.ttri.or.jp/写真2/特別講演(八木氏)写真2/特別講演(八木氏) 豊田都市交通研究所の昨年度の研究成果を一般の方に向けて発表する「研究成果報告会」が7月4日(火)に豊田産業文化センターで開催されました。 本年は、研究者・学生・企業関係者・行政関係者・一般市民など様々な方にお集まりいただき、35名の方々が聴講されました。 特別講演は、トヨタ・モビリティ基金 八木健一氏より、「トヨタ・モビリティ基金の役 昨年11月、12年ぶりにWRCが日本で開催(ラリージャパン2022)された。愛知県・岐阜県に跨るコース設定の中、初日のセレモニアルスタートと最終日のセレモニアルフィニッシュは、サービスパークが設営された豊田スタジアムが会場となった。クルマのまち 豊田の公道をRally1(ラリーカー)が激走した瞬間である。 世界の自動車レースは自動車産業が直面している環境問題を強く意識し、自動車メーカーが参入しやすい企業戦略に合致したレギュレーションを検討している。WRCにおいても昨年の大会からトップカテゴリーのラリーカーに初めてハイブリットユニットが搭載され、100%持続可能な燃料を使用することとなった。 そして、今年のラリージャパン2023は、日本初の自治体(豊田市)が運営主体となって、トヨタ・モータースポーツ・クラブ(TMSC)とNPO法人M.O.S.C.O.とともに運営する。自治体が運営主体となるのは、産業振興に留まることなく、コースとなる自然豊かな豊田の魅力を発信することや、交通安全の啓発活動を推進していきたいと考えてのことである。当研究所はこの取り組みに合わせ、交通安全や観光振興に係る研究を進めていく。WRCとともに注目していただきたい。 参加された皆様からは、アンケートを通じて、具体的なご意見、発表内容に関するご評価、研究内容の具体的な成果実現に対する行政へのご要望、などをお聞きすることができ、市民の方の交通への関心の高さを再確認しました。 なお、研究所では、こうした自主研究のほか、受託研究も行っておりますので、併せて紹介させていただきます。コラム豊田都市交通研究所 研究成果報告会を開催84号四季折々研究所活動報告

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