まちと交通 2003年11月 8号
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特集 所長就任記念講演会Feature Articles12  TTRI Letter №8   高架部  遷移部  地表部  地下DowntownSouth BostonLogan Airportマスタープラン計画概要英国 トラファルガー広場・7月4日にリニューアル・オープン・広場とthe National Gallery の間にあった道 路を閉鎖し、広場からthe National Gallery  を直接つなげる。英国 トラファルガー広場Power Point 7Power Point 8Power Point 9Power Point 10 従来国立美術館の前、ここに道路がありましたが、その道路を潰して、歩行者用のテラスを造り、階段で行き来できるようにしました(Power Point 11)。この広場全体を歩行者地区にしようという動きです。 これが完成図です(Power Point 12)。道路を広場として一体に造り、バスレーンを造るという形で、この広場全体を歩行者が行きやすい空間にするということが進められております。 実は、これはロード・プライシングと一体です。ロード・プライシングで交通量を減らした中で、都心については世界に誇れるような広場に直して行きましょうという大きな都市の改造、特に交通に絡んだ都市の改造計画がいろいろ進んでおります。(注☆) このような都市再生の例を見ておりますと、私は、豊田市の中にゆとりや潤いのある公共空間、あるいは緑の空間がますます重要になってくるだろうと思います。そのような空間を車と共生しながら、如何に作っていくか。ここ豊田市というところでは、歩行者がないがしろにされている場面が多いというのが私の実感ですが、市街地を歩く人も少ないし、歩行者にとって非常に不便な現在のまちでは、21世紀の都市としてはやはりおかしいと思います。Power Point 11Power Point 12☆World Squares for Allプロジェクトトラファルガー広場から英国議会、ウェストミニスター寺院周辺までの官庁街全体を歩行者化しようというもの

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