「心にも あらで憂き世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」は、三条天皇が、病が重くなられた頃、宮中で美しい月をご覧になって、自分の思いを詠んだ歌、ということです。三条天皇は、父が63代冷泉天皇、寛和二年（986）11歳で東宮となり、25年を経た寛弘八年（1011）36歳で67代の天皇になります。この時期は藤原道長が政界で最も権力を誇示した時代で、成人して久しい三条天皇も道長の意向を無視して政務その他を進めることは出来ませんでした。道長は天皇の眼病を理由にしきりに譲位を迫り、1016年譲位され翌寛仁元年（1017年）に出家、程なく42歳で崩御されました。人間誰しも、時には「こんな世の中生きていたくない！」なんて思うときがあるかもしれません。「心ならずも、このはかない現世で生きながらえていたならば、きっと恋しく思い出されるに違いない、この夜更けの月が」というのが、現代語訳になります。人事異動■2022年3月31日付転出事務局長 野口 朝司■2022年3月31日付転出主任研究員 鈴木 雄■2022年4月1日付入所事務局長 西 和也（Nishi Kazuya）■2022年4月1日付入所主任研究員 山岸 未沙子（Yamagishi Misako）●発行／（公財）豊田都市交通研究所 ●発行人／専務理事 福井 隆昭●発行年月日／2022年5月15日 ●編集／松本 宏克●お問合せ／〒471-0024 愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F TEL.0565-31-8551 FAX.0565-31-9888 URL https://www.ttri.or.jp/出身：豊田市豊田市より派遣趣味：子育て、若いころは海外旅行、スキー 着任にあたりご挨拶させて頂きます。昭和62年に豊田市職員に採用され、土木行政に約20年携わった後、多様な角度からまちづくりを考えられる行政マンとして成長する大きな転機となったのが、平成18年に豊田都市交通研究所の皆様とともに「都心交通ビジョン」策定に関わったことです。その後、都市計画、中心市街地活性化、環境、交通政策、土地利用、そして地域振興といった部門を経験してきました。時を経て、今回の着任については、多くの先輩方がご活躍され、育て、守られてきた研究所に対し、恩返しをする機会がやってきたと感じております。皆様とともに、研究所の更なる発展と、持続可能な交通まちづくりを推進してまいります。出身：愛知県趣味：読書 この度、（公財）豊田都市交通研究所に主任研究員として着任することになりました。これまで私は、研究施設や大学で交通に関わる研究に携わってきました。ただ、いずれも対象は人で、都市交通や街づくりは私にとって新たな挑戦ともいえます。地方都市の交通問題など実践的研究に取り組んでいる当研究所の理念に基づき、「持続可能な交通まちづくり」に役立つ研究に精進してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。2022年 1月 28日 第27回評議員会 開催 2月 21日 2021度第4回研究企画委員会 開催 3月 23日 第55回理事会 開催 3月 31日 野口事務局長 転出 3月 31日 鈴木主任研究員 転出企画管理部主幹 松本 宏克心にも あらで憂き世に ながらへば豊田都市交通研究所 年度暦（2021年度）2021年 4月 8日 第24回評議員会 開催 4月 21日 第50回理事会 開催 5月 1日 高桑主任研究員 着任 5月 24日 第25回評議員会 開催 5月 25日 第51回理事会 開催 6月 1日 今枝専務理事 退職 6月 1日 福井専務理事 着任 6月 18日 第26回評議員会 開催 7月 1日 2021年度研究成果報告会 開催 7月 20日 2021年度第1回研究企画委員会 開催 7月 31日 坪井主任研究員 転出 10月 5日 2021年度第2回研究企画委員会 開催 11月 15日 第52回理事会 開催 11月 26日 設立30周年記念シンポジウム 開催 11月 28日 第53回理事会 開催 12月 17日 2021年度第3回研究企画委員会 開催 12月 20日 第54回理事会 開催コラム79号四季折々
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