まちと交通 2020年11月 73号
3/6

47302915482125144422261523344745283648332828513421211828172617392137193357354969455111513263514023323131134040%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%(N=272081)(N=87315)(N=13072224)(N=5686061)(N=1429795)(N=545210)351212130182629362652676161506210131189108232520%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%65(N=272081)65(N=87315)65(N=13072224)65(N=5686061)65(N=1429795)65(N=545210)4577995834861343121159681810114145774524331231453138169717961708463660%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%(N=222948)(N=221429)(N=223307)(N=10780967)(N=10630319)(N=10896403)(N=1144337)(N=1115471)(N=1154108)35121214577995834861343121159681810114145774524331231453138169717961708463660%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%(N=222948)(N=221429)(N=223307)(N=10780967)(N=10630319)(N=10896403)(N=1144337)(N=1115471)(N=1154108)3512121244343310446591093796863107610125563541232111311128277788169768570700%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%(N=222948)(N=221429)(N=223307)(N=10780967)(N=10630319)(N=10896403)(N=1144337)(N=1115471)(N=1154108)351212122261528513437193355114024040%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%(N=1(N=545210)351212130182629362652676161506210131189108232520%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%65(N=272081)65(N=87315)65(N=13072224)65(N=5686061)65(N=1429795)65(N=545210)※働いていると回答した方のみの集計図3/在宅勤務の変化※働いていると回答した方のみの集計図4/時差出勤・時短勤務の変化◀図1/外出頻度の変化▲図2/コロナ禍収束後の外出希望すが、自転車は都市に限らず他の交通手段と比べて高い割合を占めています。なお、豊田市では他都市と比べ自転車の利用頻度が「減少した」とする回答割合も高くなっています。この原因としては利用者の意識などの影響が予想されますが、いずれにせよ詳細な分析が求められそうです。その他、「増加した」とする交通手段は豊田市と中核市(豊田市除く)では「カーシェアリング」、中核市(豊田市除く)では「タクシー」、名古屋市では「自動車」とする回答割合が比較的高いことがわかります。 【図6】はコロナウイルスへの感染リスクに対する安心感を伺った結果を示しています。都市間での大きな違いが予想されなかったことから、ここでは豊田市の結果のみを示しています。「あまり安心できない」「安心できない」と回答した合計が5割を超えている、特徴的な施設は、「居酒屋・バー」「カラオケボックス」「劇場・映画館・ライブハウス」とともに「電車」「バス」が該当していることがわかります。 【図7】はコロナ禍前後における住みたいと思う地域の変化について都市の別、年齢階層別で伺った結果を示しています。都市にかかわらずコロナ禍における中心市街地および市街地の居住意向が大きく低下しており、郊外地域の居住意向が増加していることがわかります。特に豊田市、名古屋市においては若年層の中心市街地の居住意向の減少幅が大きくなっています。その他、中核市(豊田市除く)および名古屋市における高齢層での鉄道駅周辺の居住意向の低下や、名古屋市における中山間地域の居住意向の増加が顕著な傾向として読み取れます。 【図8】は中心市街地に求める場・機能の変化について、特に居住意向が大きく低下している豊田市で伺った結果を示しています。中心市街地に求める機能が感染対策とともに「子供が安心して遊べるスペース」「オープンカフェのある空間」「病院などの医療機関」が高まり、対照的に「中心市街地へのアクセスを充実させるための公共交通機関」のニーズが大きく低下していることがわかります。 ここでは、主に都市別の視点で「外出頻度」「働き方」「交通手段」「求められる都市機能」の視点から整理をしてきました。豊田市をはじめ、比較した都市においても高齢者の外出頻度の低下が確認されましたが、豊田市は特にこの傾向がコロナ禍収束後も継続しそうである点も確認されました。高齢者の外出頻度の低下は、深刻な健康問題を引き起こすことが知られています。例えば、高齢者で外出頻度が2~3日に1回未満の場合、30か月後の要介護の発生は3.4倍になるといった報告1)や、同様の外出頻度かつ同居人以外との会話が週に1回未満の場合、6年後の死亡率が2.2求められる都市機能の変化豊田市における考察

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る