まちと交通 2018年5月 63号
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図1/通勤手段の転換意向問3.エコ交通の意義を読んで    通勤手段の転換を考えますか考える考えない未回答11%(54人)88%1%合計483人(未回答3人)図8/歩行者を見つけても停止しなかった(できなかった)理由図10/歩行者としての経験とドライバーとしての停止行動図9/歩行者保護と他交通ルールとの違反の深刻さ比較図11/停止を促す状況豊田エコ交通をすすめる会研究員報告 「豊田エコ交通をすすめる会(以下、すすめる会)」という組織をご存知でしょうか? すすめる会は豊田市及びその周辺に事業所を持つ民間企業、公共団体等で構成し、産官学の共働によりエコ交通を推進し、豊田市内の道路交通混雑の緩和や環境負荷の軽減、公共交通の利用促進を図ることを目的として平成20年に設立した組織で、現在32事業所が参加しています。 エコ交通とはその意義(社会的便益)を対象者に理解していただき自らクルマに偏り過ぎた交通手段を公共交通や自転車・徒歩に転換してもらう取組みです。便利なクルマから少し厄介な交通手段に転換してもらうことは難しいことですが、前述した社会的便益に加え、公共交通通勤が定期的な運動となり健康に良いことや友人との出会いの場になることなどを説明して交通手段転換を促進しています。 平成29年度、ある事業所が従業員483人にエコ交通の意義を説明し通勤手段の転換意向を調査したところ11%の方が「転換を考える」と回答しています(図1)。 すすめる会の方針は「できることから、できるペースで、できる人から」です。参加していただける事業所はご連絡をお願いします。研究部主席研究員 加藤 透

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