まちと交通 2017年8月 60号
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四季折々コラム平成28年度 受託研究業務一覧分 野受託研究・業務交通安全1.豊田市交通事故データ調査委託2.「とよたの交通事故」作成3.豊田市歩道整備に関連する交通事故・ ヒヤリハットの整理4.猿投台地域交通安全対策調査5.スマート交差点実証実験評価業務委託6.歩行者保護施策評価のための基礎 調査業務委託交通円滑化7.交通需要マネジメント関連施策業務8.刈谷市交通渋滞対策検討補助作業委託公共交通9.豊田市公共交通評価業務委託10.さんさんバス路線利用状況調査委託11.路面公共交通システム導入検討業務委託環  境12.立ち乗り型パーソナルモビリティの普及 促進に向けた計画策定等業務委託演   題記念講演概要報告報告①報告②報告③「自動運転技術による新たなモビリティ社会の実現-トヨタの目指す新たなクルマと人の関係-」「研究所活動概要」「県単位の分析にもとづく高齢社会における交通安全対策の提案」「交通事故データによる高齢運転者の法令違反の特性分析」「地区特性や天候変化がタクシー利用に与える影響」葛巻清吾(トヨタ自動車(株)先進技術開発    カンパニー常務理事(CPE・車両安全))安藤良輔(豊田都市交通研究所研究部部長)発   表:西堀泰英(豊田都市交通研究所主席研究員)コメンテーター:松尾幸二郎(豊橋技術科学大学大学院助教)発   表:楊 甲(豊田都市交通研究所主任研究員)コメンテーター:嶋田喜昭(大同大学教授)発   表:福本雅之(豊田都市交通研究所主任研究員)コメンテーター:板谷和也(流通経済大学教授)講演者/発表者(敬称略)写真1/会場風景写真2/特別講演(葛巻氏)60号●発行/(公財)豊田都市交通研究所 ●発行人/専務理事 今枝 真一 ●発行年月日/2017年8月15日 ●編集/松本 宏克●お問合せ/〒471-0024 愛知県豊田市元城町3-17元城庁舎西棟4F TEL.0565-31-8551 FAX.0565-31-9888 URL http://www.ttri.or.jp/ E-mail machi@ttri.or.jp この研究所に着任してから2年が経過しました。この間、ゾーン30という言葉を聞いたり見たりする機会が増え、交通安全の取組は日々進んでいると感じます。 一方で、主に高齢者が加害者となる事故が大きく取り沙汰されるようになったとも感じます。こうした事故を防ぐため、先進運転支援システムや自動運転技術などの進歩が期待されていますし、きっと進歩するだろうことに疑いはありません。 しかし、実際に自分の親が今話題となっている自動運転技術などの恩恵にあずかることは年齢などから難しいだろうと思います。そう考えると、そのうちに親に免許返納を促す必要があるのではないかなどと思ってしまいます。けれど、返納したらどうやって日常の買い物をするだろうか、今のうちに便利なところに引っ越したほうが良いのではないか、などと運転だけでなく生活を見直す必要があることにもはたと気が付きます。そして自分がさしてそうした話を親としていないことにも気付くのです。 親の運転する車に最後に乗った日はずいぶん昔のことです。今、どんな運転をしているかもわかりません。ただ、なんとなく不安だからである日突然に免許返納を言い出すのではなくて、まずは親の運転する車に同乗する機会を作ることが大事なのかなと思う今日この頃です。免許返納について企画管理部 岩元 謙二郎研究所活動報告 豊田都市交通研究所の昨年度の研究成果を一般の方に向けて発表する「研究成果報告会」が7月6日(木)に豊田産業文化センターで開催されました。 本年は、研究者・学生・企業関係者・行政関係者・一般市民など様々な方にお集まりいただき、142名の方々が聴講されました。 特別講演は、トヨタ自動車株式会社先進技術開発カンパニー常務理事(チーフプロフェッショナルエンジニア・車両安全)の葛巻清吾様より、「自動運転技術による新たなモビリティ社会の実現-トヨタの目指す新たなクルマと人の関係-」というテーマで、お話をいただきました。 また、研究員の研究成果発表は、交通安全・公共交通の話題でしたが、研究所の活動内容をより深く理解いただけたようです。研究員の各発表の後、コメンテーターの方々から様々なご意見をいただき、この場をお借りしてお礼を申し上げます。 参加された皆様からは、アンケートを通じて、具体的なご意見、発表内容に関するご評価、研究内容の具体的な成果実現に対する行政へのご要望、などをお聞きすることができ、市民の方の交通への関心の高さを再確認しました。 なお、研究所では、こうした自主研究のほか、受託研究も行っておりますので、併せて紹介させていただきます。企画管理部 松本 宏克豊田都市交通研究所 研究成果報告会を開催

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