まちと交通 2017年8月 60号
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0%5%10%15%20%25%30%050,000100,000150,000200,000250,000300,000名古屋市中区名古屋市東区名古屋市昭和区名古屋市千種区名古屋市中村区名古屋市名東区飛島村みよし市名古屋市熱田区名古屋市瑞穂区豊田市日進市名古屋市天白区長久手市名古屋市西区刈谷市名古屋市緑区東郷町名古屋市南区名古屋市北区名古屋市守山区尾張旭市大府市名古屋市中川区豊明市瀬戸市清須市名古屋市港区岡崎市大治町稲沢市安城市春日井市知立市東浦町小牧市あま市東海市北名古屋市弥富市阿久比町大口町蟹江町設楽町半田市豊山町犬山市扶桑町幸田町愛西市碧南市蒲郡市一宮市西尾市知多市江南市津島市高浜市岩倉市新城市常滑市豊川市田原市豊橋市美浜町武豊町東栄町南知多町豊根村愛知県全国普及率保有台数非HV乗用車HV乗用車HV普及率図1/愛知県内市区町村別、ハイブリッド乗用車の普及率(平成28年3月) 2)も最も多いことから、日本の次世代自動車の普及を牽引しているといえます。 同様に、愛知県内の市区町村について、HV乗用車の普及率【図1】をみると、最も低い豊根村の7.1%から、最も高い名古屋市中区の25.9%まで、16.9ポイントという大きな違いがみられました。豊田市の普及率は15.7%で、名古屋市中区、東区、昭和区、千種区、中村区、名東区、飛島村、みよし市、名古屋市熱田区、瑞穂区に次ぐ11番目となっています。豊田市は普及率の高い他の地域に比べて、軽乗用車の保有割合が高いという特徴があり、軽乗用車を分母に含まない乗用車保有ベースでみると、名古屋市中区、東区、みよし市、飛島村に次ぐ5番目に高い普及率となっています。さらに、豊田市は乗用車の保有台数も多く、愛知県のハイブリッド車普及に大きく貢献しているといえます。 次世代自動車の普及促進策として、海外では、駐車料金や高速道路料金の割引・無料化、高速道路でのHOVレーン(規定人数以上が搭乗している車のみ走行可能な車線)の走行許可等の利用時インセンティブの実施例がみられます。一方、日本では、セントレア駐車場の低公害車利用割引の取組み等があるものの、利用時インセンティブ実施例は少なく、次世代自動車購入時の補助金や減税処置が主な普及施策となっています。(1)政府の施策 現在、国では次世代自動車の普及促進のための購入補助金として、「クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金(CEV補助金)」を実施しています。次世代自動車の購入補助金の対象となる自動車は、EV、PHV、FCV、クリーンディーゼル自動車(CDV)です。なお、EVとPHVでは、リチウムイオンバッテリーを搭載した車両のみが対象となっています。また、HVは対象となっていません。さらに、自動車購入補助金の他にも、電気自動車用の充電設備、燃料電池自動車用の水素供給設備の設置を促進するため、充電設備および水素供給設備の設置者への補助金交付や、次世代自動車の普及および設備の設置を促進するための広報活動も実施されています。(2)愛知県・豊田市の施策 国の施策にさらに上乗せして補助金を交付している自治体もあります。例えば、愛知県では、低公害車導入促進費補助金が実施されています。家庭が購入するマイカーは対象外ですが、事業者が購入する天然ガス(CNG)トラック・バス、HVトラック・バス、EV(PHVを含む)トラック・乗用車、FCVは補助金対象となっています。 また、豊田市では現在、EV、PHV、FCVを対象車種とした次世代自動車の購入に対する補助金を実施しています。なお、HVへの補助金は2011年度で終了しています。ただし、HVに搭載する外部給電設備に対する補助金が実施されています。また、充電ステーション、水素ステーションの整備に対する補助金も次世代自動車の普及施策

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