まちと交通 2001年10月 6号
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22 TTRI Letter No.6セミナー設立10周年記念事業連続セミナー「本音で語ろまい、豊田の公共交通」はじまる 昭和54年3月「財団法人豊田都市交通問題研究会」から平成3年3月に改組しました当研究所は、今年10周年を迎えることができました。これは、ひとえに皆様方のご支援、ご指導にほかなりません。厚く御礼申しあげます。 平成13年度は皆様への感謝の意を込め、9月より連続セミナー、2月に記念シンポジウムの開催を企画いたしました。今回は、終盤を迎えました連続セミナー「本音で語ろまい、豊田の公共交通」について報告します。開催にあたって 市民意識調査での公共交通への不満度は依然高く、バス路線の廃止、名鉄三河線猿投~西中金間の廃止問題などによる既存の公共交通への不安も増しています。その一方で需給調整規制の緩和をはじめとして、タクシー事業者のバス事業への参入、コミュニティバスの運行など新しい動きもあり、公共交通をとりまく環境はめまぐるしく変化しています。 今回のセミナーは、広く市民の皆さんと一緒に豊田のまちと交通について考えるため、4回の連続セミナーとしました。公共交通の役割や現状、他のまちでの事例紹介などの3回の講話に加え、レールバスや路線バスなど2回の乗車体験を企画し、セミナーの最終回には自由な意見交換ができるよう座談会を設けています。参加者の顔ぶれ 受講者は「広報とよた」にて公募後、主要事業所へのポスター配布、駅貼り、またホームページなどで広く公募しました。定員40名のところ延べ58名の参加申し込みをいただきました。申し込み者の属性をみますと、性別では女性が7名と少なく、市内在住または在勤者が全体の4分の3を占めています。写真1 第1回セミナー受付写真2 第1回会場風景写真7 講師:森田優己氏写真8 講師:広瀬進氏写真5 講師:鈴木文彦氏写真6 講師:安藤勇氏写真9 講師:野中忠夫氏写真4 講師:田中憲二氏写真3 質疑応答

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