第38回まちべんを開催しました!
●日時:平成26年7月28日(月)18:00〜19:00
場所:豊田都市交通研究所 大会議室
テーマ:「豊田市で効果的なスマートドライブについて」
話題提供者:加藤秀樹(豊田都市交通研究所 主席研究員)
参加者:23名
最初に、司会役の豊田都市交通研究所 主席研究員の山ア基浩が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所の加藤秀樹
主席研究員より、「豊田市で効率的なスマートドライブ」について報告がありました。
本報告では、環境に優しいエコドライブは自動車の急加減速などを抑制するため交通安全にも寄与し、規制速度の遵守など交通ルールを守る安全運転は燃費のいい運転に繋がることから「環境に配慮した安全な運転」をスマートドライブと定義しており、豊田市の社会実験データを基にどの様な運転方法が実行され、効果が出ているのかを詳細に分析した結果を報告しました。
議論の場において、スマートドライブの普及のためには「間違ったエコドライブ(ニュートラルへギアを入れるなど)を実践しているドライバーもいるため、正しいエコドライブの方法を具体的に示すべきではないか」や「『エコドライブ=走行速度が遅くなる』という考えを持っているドライバーもいるため、どういうところに興味を持ってもらうかが重要ではないか」といったドライバーへの普及啓発活動についての意見が挙がり、参加者からは「現在もエコドライブを実践しているが、もっと燃費が良くなるためのノウハウに興味がある」など、今後の展開・普及に繋がる議論がなされました。また、「情報提供内容とスマートドライブの効果の関係性」、「道路整備(走行空間)とのスマートドライブの関係性」などの質問も挙がりました。
その他、頂いたアンケートでは「ふんわり発進は、交通量が多い時には渋滞を発生しやすくなることが予想され、かえってエコでなくなる場面があるため、走行環境状況に合わせて、最適な走り方がみつかるとより嬉しいのではないかと思います。」、「スマートドライブがもたらす効果を明確にすることで、企業も取り組みやすくなります。」、「机上の勉強会も良いと思いますが、もっと体験型のイベントがあっても良いと思います。(運転、ワークショップなど)」という意見も頂きました。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!