27回まちべんを開催しました!

 

27回まちべんを開催しました。会場には31名の参加がありました。

 

●日時:平成25729日(月)18001900

場所:豊田都市交通研究所(元城町3-17

テーマ:「豊田市低炭素社会システム実証 都市交通システム「ハーモ」について」

話題提供者:早田敏也さん、池上照子さん(トヨタ自動車株式会社ITITS企画部)

参加者:31

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所主任研究員の福本雅之が本日のテーマについて説明しました。つづいて、トヨタ自動車株式会社ITITS企画部の早田敏也さん、池上照子さんより、様々な情報から交通需要を先読み、最適な経路を複数の交通手段でシームレスに案内する「ハーモナビ」と、公共交通機関からの端末交通として共同利用型小型電気自動車による移動支援を行う「ハーモライド」の実証実験について紹介がありました。紹介の中では現在の利用実態から見えた課題と、今年度の秋に予定される実証実験の拡大などについても説明がありました。

議論の場では駐車場情報や利用料金などハーモの機能や考え方についての質問が見られました。例えば駐車場の満空情報の把握については「契約する駐車場から得られる情報を5

分間隔で反映している」といった回答やハーモナビの利用については「無料で利用できる(実証終了後は未定)」といった回答がありました。また、「ハーモナビの機能について他のアプリケーションとのわかりやすい差別化が重要ではないか」といった意見や「実証実験の目標についても明示することがわかりやすさにつながるのではないか」といった意見も出されました。また乗り捨てによるステーション毎のハーモライド端末数の調整の必要性については「利用料金設定を調整することで解消できる可能性を検討している」といった回答がありました。その他、ハーモライドの安全対策や利用者モラルの対策、実証実験で終わらない継続的実施に向けての検討、ハーモライドステーションの利用者志向の配置、小型電気自動車以外でのシェアリングの可能性などについても議論が行われました。

終了後のアンケート調査からは「興味深かった」といった感想や「利用者目線からの話も聞きたかった」、「コストパフォーマンスが今後の発展につながるのでは」といった意見も頂きました。

みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

 

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