24回まちべんを開催しました!

24回まちべんを開催しました。会場には20名の参加がありました。

●日時:平成25422日(月)18001905

場所:ITS情報センター(みちナビとよた)会議室

テーマ:「ゾーン30整備による注意喚起」

話題提供者:樋口恵一(豊田都市交通研究所研究員)

参加者:20

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所山崎基浩主席研究員が本日のテーマについて説明しました。つづいて、豊田都市交通研究所樋口恵一研究員より、豊田市で昨年導入されたゾーン30について解説があったのち、注意喚起という視点からの調査方法の説明とともに、調査結果から見えてきたゾーン30整備のこれからの方向性について解説しました。

議論の場では今後の推進状況などともに特に評価の考え方に関する意見が多くみられました。例えば「今回導入されたハンプは走行時に気にならないようなものだったが、一般的に考えて運転者の意見としてはこのような対策は好ましいとは思わないように思えるので、今回示されている受け入れ程度が高いというのは興味深い結果だ」という意見や、「今回のハンプにおける騒音や振動の影響についても興味がある」といった意見が出されました。また、「今回示された結果はかなり条件が限定された中でのものだと思うので、今後より一般化できるような分析や新たな調査を期待したい」といった意見もありました。また「カラー舗装の色なども場所によっては景観的にそぐわない場合もあるだろうし、統一感を持ちつつ、地域の特性に応じた対応ができるような提案があるとよい」といった意見もありました。

さらに終了後のアンケート調査からは「懇親会を含め色々な議論ができてよかった」といった意見や「ゾーン30整備前後の比較調査は、この場所では二度とできない調査であるので価値はあるように思うが、ゾーン30の評価を目的とする場合、普通に運転している市民の注意行動を外から観察できる手法の開発が重要ではないか」といった意見も頂きました。

みなさまから頂いた多くの意見を踏まえて今後ともよりよい勉強会の場にしていきたいと思います。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!