交通まちづくりとともに
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902章  挑戦期 1995-2003( 平成7年 〜15年 )増加による収入とこの安定化基金により、新たな財源を確保。財団法人として、研究を通じた安定的な社会貢献が続けられる運営体制を整えた。 官民各方面とのネットワークを活かし、研究所にさまざまなきっかけを築いた伊豆原は、平成16年(2004)に惜しまれながら退所。その後は名古屋産業大学の教授に就任している。 研究員の補填と強化 当時の豊田都市交通研究所には、愛知県からの出向というかたちをとっていた研究者が在籍していたが、平成17年(2005)開催の愛知万博に向け、愛知県からの出向は平成13年度(2001)いっぱいで打ち切られることになった。 そこで研究所では、民間のコンサルタント企業(玉野総合コンサルタント株式会社、中央コンサルタンツ株式会社、中日本建設コンサルタント株式会社、株式会社創建、中央復建コンサルタンツ株式会社)に依頼し、実務者を獲得。それぞれが期間限定ではあったが、計5名の研究者が研究員として配属され、各社・各人がもつ高い専門性の強みを、研究所の調査・研究に活かした。 このほか研究所では研究部を2部体制に変更。第1研究部を「市県出向の研究員+プロパー研究員」、第2研究部を「トヨタ自動車出向の研究員+契約研究員」とし、さらなる体制強化を図った。

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