交通まちづくりとともに
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3ごあいさつ 豊田都市交通研究所は、この30年史に示すとおり、その設立当初の三つの「理念」のもと、豊田市をはじめとする地方都市の課題を、科学的根拠を持って理解して解決策を提案するための研究を積み重ねてきました。多くの交通調査・社会実験に基づく研究を、官民連携の枠組みの中で展開し、研究所としての活動を拡大してきました。この継続的な活動に関係されたすべての皆様に感謝します。 現在は、「新中期ビジョン」のもと、「暮らしを支える交通」と「都市空間を創出する交通」の二点を研究テーマの柱として、また「交通の安全・安心」を両柱にまたがる重点課題として、地域の交通施策に直結しやすい実践的な研究に取り組み、さらには先駆的な研究にチャレンジすることで、サステイナブルなモビリティ社会の実現に貢献する研究所を目指しています。 都市部から中山間地までを持ちトヨタ自動車の本社所在地がある豊田市においては特に、様々な暮らしと産業を支える交通サービスを土地利用などの計画と合わせてどのように実現していくのか、ヴァーチャルなサービスを含む多様なオプションを検討していくことが重要と考えます。サステイナブルなモビリティ社会の実現をめざして

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