交通まちづくりとともに
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2章  挑戦期 1995-2003( 平成7年 〜15年 )71全国から公募。豊田市は公募に名乗りを上げた結果、全国5地区(豊田市、高知県、警視庁(東京都内)、岐阜県、岡山県)の1地区に選定された。 豊田市がモデル地区としての実験テーマとして掲げたのは、「ITSモデル地区実験・IN豊田」。市内の渋滞緩和をメインとし、道路交通情報システムを高度化するほか、自動車利用を効率化する実験なども予定された。 豊田都市交通研究所ではその一環として、市内幹線道路を対象に12路線を設定し、走行速度を調査。また中心市街地内駐車場12カ所において、提供情報と駐車場利用実態との関係を分析した。この調査結果は、後に論文としてまとめられている。(An analysis on evaluation of the route and parking guidance system in Toyota City (9th World Conference on Transport Research / 平成13年7月)) また、この時期に研究所がかかわったITS関連のプロジェクトはさまざまな方向に展開され結実。平成16年(2004)の「ITS情報センター」開設にもつながったが、詳しくは次章にて後述することにする。

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