2章 挑戦期 1995-2003( 平成7年 〜15年 )692 加速する研究活動継続・進化するTDM施策 平成5年(1993)にスタートしたTDM施策は継続されており、多方面からの調査・研究が進められていた。しかし、同システムを市民生活に浸透させるためには市民のより深い理解・協力を得ることが不可欠であるとして、平成7年(1995)1月に「豊田都市圏新渋滞対策シンポジウム」を豊田産業文化センターで開催。シンポジウムには200名を超える来場があり、市民の関心の高さをうかがうことができた。その後7月には、「豊田都市圏新渋滞対策シンポジウム開催記録」を発刊。渋滞発生のメカニズムや現状などがまとめられた。 冊子の発行は豊田都市圏渋滞対策調査委員会で、その委員長は豊田都市交通研究所の当時の所長、新谷洋二が務めた。ITS導入への先駆的な取り組み 実践的な都市交通研究の次なるステップとして平成9年(1997)からスタートしたのが、
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