交通まちづくりとともに
35/202

30前史 1971-1990( 昭和 46年 〜 平成2年 )●豊田そごうの誘致 豊田そごうの誘致の際に、交通対策を中心になって進めたのも研究会である。豊田そごうは、昭和63年(1988)10月に豊田市駅西口に開店。豊田市初の都市型百貨店として注目され、市街地再開発の中心的な存在となった。しかし、そごうの経営破綻により平成12年(2000)12月に閉店した。●高齢者と交通に関する意識調査 このほか、高齢者の交通に関する市民意識調査も実施。これは昭和56年(1981)に実施したもので、豊田市内に在住の50歳以上の3200人をサンプリングし、アンケートによって交通に関する諸問題を明らかにした。現在では、高齢化社会に関する調査は当たり前のこととなっているが、昭和50年代に問題に取り組む都市はまだ少なく、画期的な調査と言えた。●シンボルロードづくりと、道路愛称募集 また、昭和60年(1985)には、中心市街地の補助幹線的な豊田市道に対する愛称募集と、シンボルロードづくりも推進した。小坂本町から西町、若宮町へ155号と並行して南北を貫く「けやき通り」、久保町、昭和町、月見町、朝日町へと155号を横断して東西を貫く「いちょう通り」がそれであり、この二つの通りの名称は現在でも使われている。

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る