交通まちづくりとともに
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4章  伸張期 2013-( 平成25年 〜 )1716.新たな交通安全教育・行動変容手法の導入7.心に響く広報啓発  委員会は計3回にわたり行われ、研究所は、その報告書と概要版を併せて作成。平成31年(2019)3月に愛知県警へ提出された。これらは、現在も愛知県警ホームページで公開されている。今後も、このグランドデザインに基づいて関係機関が連携し合い、おおむね2030年までに高齢者の交通安全対策が順次講じられていく予定だ。 さらにその後も、愛知県警からは、交通安全施設等の整備の在り方に関する業務を受託。グランドデザイン策定を機に、県警との関係性がより強まるだけでなく、まさに新中期ビジョンで示した実践的な研究を体現したような、研究所にとって意義ある実績となった。  不景気という言葉をだれもが忘れていた華やかなバブル期に構想がスタートし、その後、紆余曲折がありながらも30年の歴史を重ねてきた豊田都市交通研究所。開所当初はプロパー研究員が在籍していないだけでなく、行政と民間と協働するなかで苦労も多くあった。しかし、一つひとつの課題を解決しながら地道な研究活動を継続することで、信頼を積み重ね、その存在感を少し

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