交通まちづくりとともに
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4章  伸張期 2013-( 平成25年 〜 )147各々の意見を出し合い、協議して自主研究テーマを決めていた。しかし、社会的ニーズを的確に捉えた研究推進を目的とし、各研究員からの提案による自主性を重視しながら研究テーマを設定する方式を導入。候補となったテーマは、大学の専門家も参画した研究企画委員会によって審査された。 これに加えて、研究成果をさまざまな場で公表することを通じて、環境・社会・経済において、持続可能な交通まちづくりの確立に関する研究を進めると同時に、社会貢献につなげることもめざされた。 その後も研究員として、平成30年(2019)に坪井志朗と嚴先鏞、令和元年(2019)に穆蕊、令和2年(2020)に鈴木雄を採用。研究所設立以来、最も充実した研究体制を構築している。乗り合いバスをタクシーに置き換える試み「鞍ケ池地域タクシー」 平成25年(2013)からスタートした乗り合いバスをタクシーと置き換える「公共交通としてのタクシー活用研究」も、自主性を重んじる新たな自主研究テーマの選定によるものだ。

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