交通まちづくりとともに
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3章  自立期 2004-2012( 平成16年 〜24年 )137「エコ交通をすすめる会」の取り組みでEST交通環境大賞「奨励賞」受賞 「エコ通勤をすすめる会」が立ち上げられた平成20年(2008)には、愛知環状鉄道の一部複線化に合わせて、時刻表とWeb-TFP(Travel Feedback Program)の案内チラシを配布。地元住民ともコミュニケーションを図りながら実験が進められた。また企業へのMMとして、通勤問題を解決するための活動支援なども行った。さらに平成22年(2010)〜平成28年(2016)は、市民向けのエコ交通啓発活動として、豊田エコ交通月間を企画している。 エコ通勤をすすめる会は活動対象を通勤以外の目的に伴う交通に広げるため、エコ交通をすすめる会に名称変更。その後も積極的な活動を推進し、平成31年(2019)4月には第10回EST交通環境大賞(主催/EST普及推進委員会、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団、後援/国土交通省など)の「奨励賞」を受賞。この賞は地域の交通環境対策に関する優れた取り組みや事例を発掘し、その功績や努力を表彰し、広く紹介するものだ。 エコ通勤をすすめる会の取り組みによる受賞は、20年以上にわたりTDM施策を推進した豊田都市交通研究所の功績が認められたことにもなり、所員一同でその喜びを分かち合った。 振り返れば、設立から20年以上が経過した豊田都市交通研究所。これまでにさまざまな課題に

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