交通まちづくりとともに
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1343章  自立期 2004-2012( 平成16年 〜24年 )動による活動を展開したほか、平成18年の実験では参加者に歩数計を配布し、健康をキーワードにした動機付けも具体化させた。民間主体のTDM推進へ「エコ通勤をすすめる会」の設立 豊田都市交通研究所におけるTDMに関する施策はそのまま持続されていたが、平成20年(2008)になると、平成8年(1996)から継続していた「TDM研究会」を一旦解散し、「エコ通勤をすすめる会」を立ち上げた。 これは、会を研究や意見交換の場として終わらせず、参加する事業所が主体的にエコ通勤に取り組むことを目的とするものだった。またさらに、産官の協働によりエコ通勤を推進することで、豊田市内の道路交通混雑の緩和や、公共交通の利用促進、環境負荷の軽減もめざし、活動を活発化させた。 また研究所では「エコ通勤をすすめる会」において、企画から調査・分析、研究への展開を主導するだけでなく事務局としての機能も担いながら、民間主導によるTDMの実現を一つひとつ具現化していった。 

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