交通まちづくりとともに
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3章  自立期 2004-2012( 平成16年 〜24年 )127若手研究者による「公共交通研究会」活動記録 当時、中部地方の若手(40歳以下)の研究者や実務者が集い、独自に研究会を立ち上げて活動した記録がある。それが、「若手公共交通研究会(中部地域公共交通研究会)」である。メンバーには豊田都市交通研究所の研究員や大学、コンサルタント会社に所属する研究者、行政職員が含まれるなど、多彩な顔ぶれで構成された。 中部地域公共交通研究会ではその活動の成果として、平成21年(2009)に、「成功するコミュニティバス(学芸出版社)」を出版している。当書には、地域の求める公共交通をいかに実現し、守り育てていくのかがまとめられ、改正道路運送法や地域公共交通活性化・再生法も踏まえたうえで、デマンド運行などの新たな技術などともに地域の参画方法や現場で活かせる知識を網羅している。豊田都市交通研究所は、およそ3年にわたり研究会の活動を支援し、当書の編集にも協力した。

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