3章 自立期 2004-2012( 平成16年 〜24年 )125力である」として、積極的な意見交換が行われているほか、毎回テーマを変え多彩な内容で研究発表や意見交換を実施。だれもが参加できる市民参画型の会として評判となり、現在も存続。すでに開催は100回を超えている。 こうした活動を通して、当初の目的の一つであった、交通まちづくりにおける市民キーパーソンの育成に努めているだけでなく、まちべんの存在は研究者側にとっても、専門的なディスカッションに終始せず、市民目線での思考が直接聞き取れる場として、機能している。 また、さらにその発展として、元・研究所主任研究員であった増岡義弘をはじめ、研究所のOBや研究員を中心に「NPO法人 ひと育て・モノづくり・まちづくり達人ネットワーク」を立ち上げ、「まちべん」に参加する常連メンバーらと「まちけん(豊田市まちと交通研究会)」を発足。市民とともに、さらに深く議論し、住民主体の交通安全対策などの意見交換も行った。
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