交通まちづくりとともに
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3章  自立期 2004-2012( 平成16年 〜24年 )1192さらに飛躍する研究所豊田と三好の公共交通基本計画策定 豊田都市交通研究所が豊田市に対して平成18年(2006)12月15日に答申した「都市交通ビジョン」では、豊田市のめざすべき方向のなかに「先進的な環境都市であること」と示したが、それを具現化するべく豊田市は、他市町村よりいち早く同年に「豊田市公共交通基本計画」を策定。研究所では、これを全面的にサポート。計画とともに、利用者の視点に立ち交通に関するさまざまな施策を講ずるための評価方法に関する研究にも取り組んだ。 基本計画は、利便性の高い公共交通ネットワークを確立することを大きな目的に、7市町村の合併を背景として「都市としての一体性の形成」、「都市と農山村の共生」、「交流人口拡大による地域の活性化」を推進するものとなった。 この計画策定以降、豊田市の公共交通ネットワーク整備は急速に進んだ。まず、平成19年(2007)11月からは「とよたおいでんバス」の運行が開始。翌平成20年(2008)3月 には愛知環状鉄道一部複線化による通勤シャトル列車の運行も開始された。さらに平成23年

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