54回まちべんを開催しました!

 

●日時:平成271214日(月)18001900

場所:TTRI大会議室

テーマ:「生活道路での速度抑制に向けたISAの効果検証〜スマホによる助言型ISA実証実験〜」

話題提供者:山ア 基浩 氏(豊田都市交通研究所 主幹研究員)

参加者:20

 

最初に、司会役の豊田都市交通研究所の樋口が本日のテーマについて説明しました。続いて、豊田都市交通研究所の山ア主幹研究員より『生活道路での速度抑制に向けたISAの効果検証』と題して、@生活道路の交通安全対策の必要性、A研究所で実施してきた面的速度マネジメントの実現に向けた研究内容、BISA〔走行中の道路の速度規制に基づいて速度超過をドライバーに警告したり、規制速度を超えない様に車両側で速度を制御する車載型運転支援システム〕の効果検証について報告がありました。

議論の場では、音声案内に比べてスマホ画面による情報提供の評価が高くなっていることに関して、「評価の要因」や「運転への影響」などの質疑が交わされました。これらの要因について「当該実験では確認していないが、過去の実験からドライバーへの情報提供は、音声だけでは内容が伝わりにくく目で確認したい傾向があること」などが解説されました。また、「ルール(速度規制)を守らない人は自己規制が出来ない人達であるので、この様なドライバーの速度を低下させ安全に運転してもらうことは容易でない。今後の展開に期待している。」などのコメントが寄せられました。

アンケートでは「私としては強制型(弱い自分を律する方)を、仮にコストがかかっても望みたいです。(事故を起こすよりマシです。)」や「いろいろな動作で運転が成り立っていると思うので、いろいろな機器(ナビ、ドライブレコーダー、クルマのメーター)などトータルで制御できるとより正確なデータになり、不満が出にくくなるのかなと思います。一体型みたいなものは難しいのかな…??」といったご意見をいただきました。ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

 

 

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